TARZAN (ターザン)

キャラクター

TARZAN (ターザン)

基本情報

  • 名前: ターザン
  • 別名: ターザン、ジャングルの王
  • 種族: 人間 (ただし、類人猿に育てられたため、人間離れした身体能力と野生の感覚を持つ)
  • 出生地: イギリス
  • 育った場所: アフリカのジャングル
  • : ジョン・クレイトン卿とアリス・クレイトン夫人 (実親)、ガラ、クルー (育ての親である類人猿)
  • 伴侶: ジェーン・ポーター
  • 主な活動場所: アフリカのジャングル
  • 初登場作品: 『ターザン、類人猿王』(Tarzan of the Apes、1912年)

出自と背景

ターザンは、ジョン・クレイトン卿とアリス・クレイトン夫人というイギリス貴族の息子として生まれました。しかし、生後間もなく両親はアフリカのジャングルで難破し、原住民の襲撃によって命を落としてしまいます。幼いターザンは、運良く類人猿のメス、ガラに拾われ、彼女の息子として育てられることになりました。ガラの愛情と、類人猿の社会の中で成長したターザンは、人間としての記憶を失い、類人猿の「ターザン」としてジャングルで生きる術を学びました。

類人猿の言語を理解し、彼らと共に生活する中で、ターザンは驚異的な身体能力と鋭い野生の感覚を身につけます。木から木へと飛び移る「ターザン・スイング」や、類人猿特有の叫び声は彼の象徴となりました。彼はジャングルのあらゆる動物と心を通わせ、動物たちの王として君臨することになります。

成長と人間社会との接触

ターザンが10代後半になった頃、偶然ジャングルに迷い込んだジェーン・ポーターとその父、そして冒険家であるクレイグ卿一行と出会います。初めて人間を見たターザンは、彼女に強く惹かれます。ジェーンもまた、類人猿に育てられた野性的な青年ターザンに魅力を感じ、二人の間には純粋で激しい恋が芽生えます。この出会いは、ターザンが自身の人間としてのルーツに目覚めるきっかけとなりました。

ジェーンとの出会いを通じて、ターザンは人間社会の存在を知り、自身の出自がイギリス貴族であることも明かされます。彼は一時的に人間社会に戻り、教育を受け、貴族としての振る舞いを身につけようとしますが、ジャングルの生活と人間社会の規律との間で葛藤を抱えます。

身体能力と特殊能力

ターザンは、人間離れした身体能力の持ち主です。驚異的な腕力、俊敏性、跳躍力は、類人猿の血とジャングルの生活によって培われたものです。彼は:

  • 木々の間を自在に移動する: ターザン・スイングと呼ばれる、蔦や枝を巧みに使った移動は彼の代名詞です。
  • 動物とコミュニケーションをとる: 類人猿だけでなく、ライオン、ゾウ、ゴリラなど、ジャングルのあらゆる動物と意思疎通ができ、彼らの協力を得ることができます。
  • 優れた五感: 聴覚、嗅覚、視覚が非常に鋭く、遠くの獲物の気配や危険を察知できます。
  • 格闘能力: 類人猿の力強さと、ジャングルで培われた野生の格闘術により、人間や獣と互角以上に戦うことができます。
  • サバイバル能力: ジャングルでの生活に必要な知識と技術を全て持ち合わせており、どんな状況でも生き延びることができます。

性格と価値観

ターザンは、純粋で、偽りのない性格をしています。ジャングルで育ったため、人間社会の複雑さや欺瞞を理解せず、率直で、素朴な考え方をします。しかし、その純粋さゆえに、正義感が強く、弱者を守ることを使命としています。

彼は自然を深く愛し、尊重しており、ジャングルとその住人たちを守るために戦います。人間社会の文明に対しては、時に懐疑的であり、自然との調和を重んじる姿勢を示します。

ジェーンに対する一途で情熱的な愛情は、彼の人間らしい一面を象徴しています。

代表的な冒険と活躍

ターザンの物語は、数多くの冒険譚で彩られています。主なものとしては:

  • ジャングルの支配者としての活動: 密猟者や悪意ある人間からジャングルを守り、動物たちの平和を守るために戦います。
  • 失われた都市の探検: アトランティスなどの伝説的な都市や、失われた文明の謎を解き明かす冒険に挑むこともあります。
  • 人間社会との関わり: 悪党に誘拐されたジェーンを救出したり、人間社会の陰謀に巻き込まれたりすることもあります。
  • 異種族との交流: ジャングルに迷い込んだ遭難者を救助したり、部族間の争いを仲裁したりすることもあります。

彼は、「ターザン、類人猿王」としての威厳と、「ジャングルの王」としての勇気、そして「人間」としての愛情と葛藤を併せ持ち、読者や観客を魅了し続けています。

文化的影響

ターザンは、20世紀初頭から現代に至るまで、世界中で絶大な人気を誇るキャラクターです。彼の物語は、数多くの小説、コミック、映画、テレビシリーズ、ラジオドラマ、アニメーション、ゲームなど、様々なメディアで展開されてきました。特に、ジョン・バリーモア主演のサイレント映画や、ディズニー・アニメーションによる作品は、多くの人々にターザンのイメージを植え付けました。

ターザンは、「野生の人間」「文明社会へのカウンターパート」といったテーマを象徴する存在として、文学や文化に大きな影響を与えました。彼のキャラクターは、人間性と野性、自然と文明といった普遍的なテーマを探求する上で、重要な象徴となっています。

まとめ

ターザンは、類人猿に育てられた野生の人間というユニークな設定を持ち、その驚異的な身体能力、純粋な心、そしてジャングルへの深い愛情によって、時代を超えて愛される冒険活劇のヒーローです。彼は、人間社会の複雑さや欺瞞から離れた、自然との調和と正義を体現する存在として、多くの人々に夢と冒険を与え続けています。

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